皮膚科診療

犬のアトピー性皮膚炎に対するアポキル錠の治療ケース02

犬のアトピー性皮膚炎治療の新薬であるアポキル錠の治療例をご紹介します。

Sちゃんは半年ほど前から上唇を痒がるようになりました。

 

 

病院に行って痒み止めや抗生剤をもらい飲ませると一旦は良くなったのですが、薬が終わるとまた再発、そして薬が効かなくなってきました。アレルゲンを調べる検査もしてフードを変更しましたが、食べている最中に症状は悪化していきました。

何件か病院を回られましたが改善することはなく、困り果てた末に当院を受診されました。

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当院での検査および治療

 

感染性要因の有無

まず感染性の原因であるダニやカビがいないかどうかを調べましたが、特に原因は見つかりませんでした。

ステロイドに対する反応

次に、一時的にステロイドを使用したところ、かなり痒みがおさまって発毛が見られました。そして、徐々にステロイドを切っていったところ、いい状態が続いていたのですが、しばらくして痒みや脱毛が再発しました。どうやらアレルギーの可能性が高そうです。

食物アレルギーの有無

食物アレルギーかどうかを調べるために除去食試験を行いましたが、やはり前回同様フードによる改善はありませんでした。

アポキル錠による治療

アポキル錠を1日2回で開始したところ、ほとんど掻くことがなくなり、しっかりと発毛が見られました。

内服開始から2週間後
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わずかに掻くしぐさは見られましたが、今までの痒がり方がひどかったので飼い主様はたいへんご満足の様子です。これから1日1回に減薬するので、痒みが悪化しなければいいですね。

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