その他

愛犬にとって最適なフードとは?①|獣医が教える“ドッグフードの選び方”の基本

〜“何を選ぶか”で健康寿命は大きく変わる〜

「毎日食べるフードだからこそ、正しい選び方が知りたい」
そんな飼い主さんの声を本当によく耳にします。

実は、犬の健康は “80%が日々の食事で決まる” と言われています。
しかし、店頭やネットには無数のフードが並び、パッと見では違いが分かりにくい…。
今回は獣医栄養学の観点から、あなたの愛犬にとって「本当に良いフード」とは何か、やさしく解説します。


① 犬の身体は「高たんぱく」設計でできている

まず大前提として、犬は本来 肉食寄りの雑食
肉・内臓・骨などの動物性素材をエネルギー源とする身体の構造をしています。

  • 消化管は短く、動物性たんぱく質の消化が得意
  • 脂質とたんぱく質を利用してエネルギーを作りやすい
  • 血糖値を急上昇させる精製炭水化物は必要量が少ない

そのため、フード選びでは 「動物性たんぱく質の質と量」 が最重要項目です。


②“原材料の最初の3つ”がフードの本質を決める

パッケージ裏の原材料表は、使用量の多い順 に記載されます。

例えば
「チキン、ターキー、卵、レンズ豆、米」
という順なら安心できますが、

「小麦粉、とうもろこし、肉副産物…」
というフードは、価格は安いものの栄養価が低く、消化に負担がかかる場合があります。

チェックすべきポイントは3つだけ:

  1. 最初の3つが動物性原材料か?
  2. 副産物ではなく“生肉・生魚・内臓”がしっかり使われているか?
  3. 添加物リストが妙に長くないか?

この3つを見るだけで、フードの質はほぼ判断できます。


③ 良いフードは“たんぱく質だけでなく脂質の質”が違う

犬のエネルギーの約半分は脂質から作られます。
だからこそ、「どんな脂質が使われているか」が健康に直結します。

  • 鶏・ターキー・魚などの 自然な動物性脂肪
  • 魚由来の オメガ3(EPA・DHA)
  • 過度に加工された植物油は少なめ

こうしたバランスが取れているフードは、
皮膚・被毛・腸内環境・関節・心臓の健康 に良い影響を与えます。


④ “炭水化物の質”が良いと太りにくい

炭水化物=悪ではありません。
ただし、精製小麦粉・コーンなどの高GI原料 が多いフードは太りやすく、血糖値の急上昇を招きます。

逆に良いフードは…

  • レンズ豆
  • ヒヨコ豆
  • えんどう豆
  • サツマイモ

など、低GIで繊維が豊富な原料 を適量使用しています。

結果、
✔ 太りにくい
✔ 腸が健康で毛並みが整う
✔ シニア期も若々しい

といったメリットがあります。


⑤ 添加物が少ないほど、愛犬の身体は楽になる

人工保存料・着色料・香料はできるだけ少ないほうが良いです。
良いフードは、原材料の品質が高い=香料でごまかさなくても食べる という構造になっています。


まとめ:本当に良いフードとは“シンプルに良い素材を使っているもの”

  • 動物性たんぱく質が豊富
  • 内臓、骨、自然な脂質をしっかり使用
  • 低GIの炭水化物で血糖値に優しい
  • 不必要な添加物が少ない

この条件を満たすフードは実は多くありません。

次回「愛犬にとって最適なフードとは?②」では、
なぜ市販のドッグフードにこれらを満たすものが少ないのか?について解説していきます。

筆者プロフィール

名前:亀森 直

役職:ノエルペットクリニック院長

経歴:山口大学大学院連合獣医学研究科卒業(獣医学博士)、勤務医を経てノエルペットクリニックを開業、通算20年以上にわたり小動物臨床に従事。

\ 愛犬の“健康が変わる”ごはん選びをしませんか? /

獣医視点で安心しておすすめできるフードだけを掲載しています。