皮膚科診療について

当院では難治性の皮膚疾患に対し、なるべくステロイド剤に頼らない、そのコに合った治療法をご提案させていただきます。

 

アレルギー性皮膚炎の治療について

まず他の疾患を除外します
皮膚症状だけでアレルギーかどうかの判断はできません。また、アレルギーが原因だと確定する検査も今のところありません。
細菌、カビ、ダニなど、適切な薬を使えば完治してしまう皮膚炎もありますので、まずはこれらが原因でないことを確認する必要があります。

他の原因を除外し、アレルギーの可能性が高いということになれば完治は望めないため上手く症状をコントロールできる治療を探していくことになります。
アレルギーの治療には次のようなものがあります。

 

シャンプー療法

犬の皮膚炎においてシャンプー療法は一般的な治療法として認知されており、適切なシャンプー剤を使い、正しい方法で行えば十分な効果が期待できます。

また、当院ではオゾンシャワー、マイクロバブルを取り入れておりますので、より効果的にシャンオゾンシャワープー療法を行うことができます。クワトロシステム
症状が重い場合には週に一回ほどのペースで行う必要があるため、なかなか時間のない方には向かない治療になります。
当院では愛犬の皮膚・被毛を守る動物病院開発クワトロシステムを導入しています

 

食餌療法
もし特定の食物のみに反応する食物性アレルギーであれば、フードを適切なものにするだけで改善が期待できます。
また、食物に限らないアレルギーであってもフードによって症状を軽減できることがあります。
ただ、どうしてもいろんなものを食べてしまう、いろいろ食べられないなんてかわいそう、というケースでは難しい治療になるかもしれません。

薬による治療
他の治療でコントロールが難しい場合に選択肢となります。
外用薬:症状が限られた部位にだけみられる際に有効です(外耳炎、指間皮膚炎など)。

ステロイド:多くの場合に十分な効果がみられますが、長期で使用し続けると副作用の危険性があります。当院でも初期に短い間だけ使用することはありますが、最終的には使用しない治療を目指します。

抗ヒスタミン剤:副作用がほとんどないのが利点ですが、効くまでに時間がかかることがあり、効かないことも多いため、主に症状が軽い場合に使用します。

シクロスポリン:犬では安全用量域が広いため副作用が少なく、十分な効果が期待できる免疫抑制剤です。初期の治療費がやや高価になりますが、症状がある程度おさまれば投与回数を減らすことも可能です。

オクラシチニブマレイン酸塩:2016年7月に国内販売されたばかりの薬です。シクロスポリンの弱点である値段が高い、効果の発現が遅い、飲ませにくいというところがほとんどないため、今後アレルギー性皮膚炎の有効な治療薬として期待されています。

 

このように、アレルギー性皮膚炎の治療にはいろんな選択肢があり、治療効果はもちろん、経済的な問題、時間的な問題、食餌制限による満足度の低下などを考慮して、一番合った治療法をご相談させていただきます。

 

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