訪問サービスのご案内も第3弾。今回は、まさに、”訪問サービス”のご紹介です。
老齢のペットや、病気であまり動けなくなったペットのお世話は
毎日のことですからオーナー様の心労やご負担も大きいことと思います。
以前、アイリッシュセッターのオスの高齢犬で寝たきりになってしまった子のお世話に
伺ってたことがありました。
といっても、毎日ではありません。
毎日のお世話は、オーナー様ができうる限りご自身でされていました。
50代くらいの、とってもお元気なんですが、か細い感じの女性でしたので、
もともと体格の大きめなわんこさんを抱えるのは容易ではなく…。
床ずれができないように定期的に体位を変えるのもだんだんたいへんになられたり、
毎日毎日つづく介護におうちのお仕事など、重なってしんどくなられたら依頼がありました。
大きい子が寝たきりになってしまうと、どんなに気を付けていても床ずれができることがあります。
そんなときはお宅に伺って傷をきれいにして手当をしたり、身体やお顔を拭いたり、
獣医師の処方した薬を持参したりしていました。
お仕事が忙しかったり介護疲れがひどいときは、病院の方で入院させるためお預かりしに伺って。
数日お預かりしてはお返しに行くという感じでした。
入院中は食事や飲水も介助し、清拭や体位変換、床ずれの予防と手当、
血行促進や神経への刺激を目的としたマッサージ、手足の曲げ伸ばしなどの軽いストレッチなど、
また、補助具を使って四肢で立位を取らせて排泄の補助をしたり…。
私たちには慣れた手技でもワンコさんが大きいのでけっこう大変です。が、
毎日一緒にいるオーナー様には、ここまでしなくてももっとたいへんな負担です。
しかも、上半身さえ自力で動かせなくなると、お預かりする入院室が狭すぎて入院はできなくなりました。
そうなると、私たちは時々お宅に伺うくらいしかできなかったのですが…
しかし、オーナー様はとてもその子を大事にされて、
とってもきれいなまま、おだやかに送ることができたということでした。
このかたはまだ50代後半くらいの方でしたが、この後はペットは飼っていらっしゃらないようです。
ご自分の年齢を考えて躊躇される方は多いようですが、
私たちが微力ながらお手伝いしたいと思っているので
ぜひ、また動物と暮らしていただきたいなあと願っております。
そんなふうに頼っていただける存在になれるよう、ますます努めたいと思っています…。