意外とご存知の方が少ないのですが、実はトリミングでペット保険適応となる場合があります。これは残念ながら誰でもいつでも使えるわけではないのですが、知っていると得する方も多いと思うのでご紹介させていただきます。
まず種明かしから申し上げると、「皮膚になんらかの異常があるペットはペット保険に加入しているとシャンプー治療に保険が適用される」ということです。主にワンちゃんでのご利用が多いのですが、保険に入っていればネコちゃんでも適用されます。
シャンプー治療というと大げさですが、要はトリミングのシャンプーに薬用シャンプーを使用するといった程度の違いです。ただ、カット料金や泥パック、マイクロバブル等には保険がききません。
そして、保険適用される条件は次の３つ
薬浴治療が保険適用となるペット保険に加入していること
ほとんどのペット保険で薬浴治療が保険適用になりますが、念のため確認しておいてください。
保険加入後に発症したなんらかの皮膚症状があること
加入前から発症していた場合は保険が使えません。これから保険加入をお考えの方はご注意ください。
動物病院で治療としてのシャンプーをしてもらうこと
保険診療ですから一般のトリミングサロンでは使えません。逆に、トリミングをしていない動物病院でもシャンプーだけなら受けてもらえるかもしれません。獣医師の診断の元、皮膚症状の治療としてシャンプーをしてもらう必要があります。
いかがでしょうか？
トリミングに行った時、「皮膚に湿疹がありました」なんて言われることは少なくないと思います。もし動物病院でトリミングをされる場合は必ず保険証を持参し、あらかじめ気づいている皮膚症状がある場合はスタッフに伝えておきましょう。
保険に加入している方はもちろんのこと、まだ入っていない方でもこんな利用法があるなら保険に入る価値はあるかもしれませんね？ただし、あくまで治療行為であることをお忘れなく。
