一部に隠れファンもいるという、時々画像で登場する茶トラ猫みーちゃんこと「みいのすけ」ですが、実は保護猫から病院猫になった過去があります。今回は当院スタッフにもあまり知られていないみーちゃんの生い立ちについてお話します。
みーちゃんが当院に来たのは今から4年ほど前の暑い夏の日でした。親切な方が家の前で行倒れているみーちゃんを保護し、当院に連れて来られました。
その時の様子は今でも覚えていますが、わずかに意識がある状態で痙攣し、呼吸が荒くて立つことはできず、今にも亡くなってしまいそうな様子でした。
保護された方が「お金はかかってもいいから治してやってほしい!」とおっしゃったので早速入院治療を始めました。
なんとか一命をとりとめたみーちゃんですが、数日経っても立つことができませんでした。
ごはんは食べられるようになったので退院をどうしようか?ということになりましたが、保護主様はこれ以上猫を飼えないため、里親を探される予定です。
ただ、4本足に麻痺があって立つこともできないコを一般の方が引き取って世話をするのは難しいため、当院で引き取らせていただくことにしました。
徐々にですがみーちゃんの麻痺は改善し、数か月かかってやっと普通の状態にまで回復しました。
そして今では私(院長)の家でぬくぬくと暮らしております。
みーちゃんの場合は幸運にも健康な状態まで回復しましたが、一歩遅れると手遅れになる可能性のある熱中症、みなさんも以下のことにお気を付けくださいね?
・キレイなお水を切らさないこと
・昼間に閉めきって出かけないこと(車中の場合は10分でも危険です!)
・暑がっていないかみてあげること(お散歩中も要注意!)